3/5 そのまんまカフェ 報告
ムーミンハウスでの開催でした。この日は、『多様な学び推進チーム』で一番はじめに取り上げるテーマは何がいいか?という、以前からいろどり隊のLINEグループで実施していたアンケートの結果について話し合いました。
選択肢は、下記の4つ。
a、地域の多様な学びを取り入れている先行事例の収集と検討
b、他市のHP(不登校に関するページ)の工夫の比較と提案
c、校内フリースクールの不登校特例校についての情報収集と検討
d、他市の不登校対応システムの比較と提案
〆切時点で、a案とd案が5票ずつで並んでいました。
改めて、出席者5人で多数決をしてみると、3対2。
少し話がそれますが、子どもの頃に「民主的な方法」として「多数決」を教えられた気がしたのですが、現在子ども達の市民性を育てようとしているの多様な学び場では、多数決で物事を決めません。「A案」がいい人たちと「B案」がいい人たちがいたら、全員が納得できるまで話し合い、「C案」を作り出します。それでも、納得できない人がいると「D案」、それでも、、、「Z案」、というように、全員が納得できるまで話し合います。
私たち大人の中にはそれできる人が少ない。。「A案」がいい人達にとって「B案」がいいという人たちは敵で、どうにか「A案」で決めようと試行錯誤します。「じゃあ、こう(C案に)したら?」と子ども達に突っ込まれてしまいそうですね。実際、多様な学び場では大人の市民性が低く(なぜなら、私たちは学校で教えてもらっていないから)、子どもと一緒に大人の市民性を高める必要性があるんだそうです。
というわけで、一応多数決をとってみましたが、上記の場に習ってそれぞれの考えを発表し合ってみると、、、「それはそういう意味だったのか」「だったらそっちがいいかも」「そういう風に見るとそっちになるね」と、みんな納得で決定しました!
『なるほど!なんだかみんなすっきりして、しかも気持ちいい!』
『対話』というものは、どちらかにしようと説得し合うものではなく、一番はじめの案をたたき台として、誰もが納得できる案を作り出す作業のこと。これが分からず、反対が出るとあからさまにイライラする大人が多いのは、反省する所ですね。ちなみに、上記のような場では、子どもの1票も大人の1票(校長先生の1票)も同じ重さの1票にカウントされます。同じ社会の一員ですから、当然です。そして、全ての票が集まった案が「決定案」となります。
というわけで、『対話』を体験しその価値を感じた会となりました。
4月から6月までの「多様な学び推進チーム」では、以下のテーマで進めます。
テーマ:他市の不登校対応システムの比較と提案
他市では、不登校になったらどういうシステムで支援までつながることができるのか?
市に担当窓口はある?学校の専任担当者は?支援チームの構成は?市民団体との連携は?それぞれの市のシステムの良さは?牧之原市で実現するとしたらどんな形?
学校教育へ戻す形の他に、多様な学び場の選択について、他市ではどのように共存して支援が行われているのか?
他市の「不登校」に対する考え方・姿勢を比較検討し、牧之原市で実現したい形を提案してみましょう!
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